水平分布 |
植物は、気候の違いによって、北から南へいくに従い分布の様子が変わってきます。
このことを水平分布といい、日本の森林は、水平分布で見ると、おもに亜寒帯林、温帯林、暖帯林の三つに分けることができます。 |
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亜寒帯林 |
針葉樹が主で、北海道ではエゾマツ、トドマツ
本州ではアオモリトドマツ、シラビソなど。 |
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温帯林 |
落葉の広葉樹が主で、ブナ、ミズナラ、トチノキ、
カツラ、スギなど。 |
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暖帯林 |
常緑の広葉樹が主で、シイやカシ類、
タブ、スギ、ヒノキなど。 |
垂直分布 |
日本では普通1000メートル登ると気温が6度下がるといわれています。
ですから、植物のようすも高度の変化によって変わってきます。
このことを垂直分布といいます。ちょうど、植物の垂直分布のようすは、水平分布を立てに縮めたようなものです。 |
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高山帯 |
2500メートルくらいをすぎると森林は無くなり、ハイマツなどの低木類と高山性の植物が現れます。 |
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亜高山帯 |
1600から2500メートルくらいの高さまでの地帯を亜高山帯と呼びます。水平分布では亜寒帯林の地帯にあたります。 |
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山地帯 |
500から1600メートルほどの高さまでを山地帯と呼びます。水平分布では温帯林の地帯にあたります。 |
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丘陵帯 |
山すその500メートルほどの高さまでを丘陵帯とよびます。水平分布では暖帯林の地帯にあたります。 |