吉野センターのご案内
 
概要
市予定日
樹種
品目
寸法
配送
納期

仕分け・格付け(等級)

評価(品質説明)
加工
施工例
組合員一覧
木のお話(青年部)

商品の品質は、組合基準に沿って、組合員(出荷者)が自己評価します。
単品の評価は、その商品そのものです。
セット商品の評価は、セット商品全体の平均的(総合的)な値です。

T.構造用部材・・・(構)と表示する
乾燥
マイクロ波水分計による
A・・・20%未満
B・・・20%以上 25%未満
C・・・25%以上 30%未満
D・・・30%以上
・長さ2m以下は高周波測定による数値です。
・長さ7m以上は高周波測定による数値です。
・厚み157mm以上は高周波測定による数値です。

強度
グレーディングマシンによるヤング係数
A・・・120以上
B・・・100以上 120未満
C・・・80以上 100未満
D・・・80未満

樹齢・木柄
【比較写真A〜C】
【比較写真D〜F】
A・・・目込みで杢目が全てよく通っている
B・・・目込みで杢目が大部分通っている
C・・・目込みで杢目が曲がっているものがある
D・・・目あらで杢目が全てよく通っている
E・・・目あらで杢目が大部分通っている
F・・・目あらで杢目が曲がっているものがある

その他の品質
(アテ、ハチクイ等難点材)
 【比較写真B〜D】
A・・・無し
B・・・ほとんど無し
C・・・多少あり
D・・・多い


U.造作用部材・・・(造)と表示する
乾燥
高周波水分計による
A・・・20%未満
B・・・20%以上 25%未満
C・・・25%以上 30%未満
D・・・30%以上

色艶
 【比較写真A〜C】

A・・・色艶が優れている
B・・・色艶が普通
C・・・色艶が劣る
D・・・人工色出加工で色艶が優れている
E・・・人工色出加工で色艶が普通
F・・・人工色出加工で色艶が劣る

樹齢・目合・木柄
 
【比較写真A〜C】
 【比較写真D〜F】
 【比較写真G〜I 】
A・・・目込みで杢目、柾目がよく通っている
B・・・目込みで杢目、柾目が大部分通っている
C・・・目込みで杢目、柾目が曲がっているものがある
D・・・目が普通で杢目、柾目が全てよく通っている
E・・・目が普通で杢目、柾目が大部分通っている
F・・・目が普通で杢目、柾目が曲がっているものがある
G・・・目あらで杢目、柾目がよく通っている
H・・・目あらで杢目、柾目が大部分通っている
I ・・・目あらで杢目、柾目が曲がっているものがある

その他の品質
(アテ、ハチクイ等難点材)
 【比較写真B〜D】
A・・・無し
B・・・ほとんど無し
C・・・多少あり
D・・・多い




【乾 燥】
 木材は乾燥することによって、より一層強度が増し、平衡含水率まで乾燥すれば、木材が乾燥して行く過程に於いて発生する反りや狂い、あるいは割れ等を鎮静化することができます。
 乾燥の方法には、山でおこなわれる「葉枯らし乾燥」、製品にする過程で行われる「天然乾燥」及び「人工乾燥」の3通りがあり、当組合員はこれら3通りの方法を併用して乾燥しています。
 近年、乾燥機械の性能が良くなったおかげで人工乾燥が主流となり、従来よりも短時間で乾燥することができるようになりました。
 桧の場合、天然乾燥の方法でも、十分平衡含水率近くまで乾燥することができますが、杉の場合、天然乾燥では十分な乾燥が無理と言われていましたが、人工乾燥が発達するにつれ、赤身では含水率が200%近くまであるものが20%〜30%台まで乾燥することができるようになりました。

●葉枯らし乾燥・・・
  【写真1】
  【写真2】
木を伐採後、山の斜面に夏季で2〜3か月、秋・冬で3〜5か月枝葉を付けたまま寝かせ、残した枝葉から自身の水分を蒸散させる乾燥方法で、枝がしなり葉が茶色に枯れるまで待って出材する。又こうすることによって、機械のない時代には、少しでも軽くして運び出す知恵でもありました。
●天然乾燥・・・
  【写真】
木材を太陽光や風を利用して、ゆっくり乾燥する方法であり、木が本来持っている艶や油気を殆ど無くす事なく乾燥させることが出来ます。
●人工乾燥・・・
  【写真】
木材を乾燥機械に入庫し、人為的に機械乾燥する方法であり、乾燥機械の種類によって様々な乾燥方法があります。
●平衡含水率・・・ 木材が乾燥していく過程は、まず最初に繊維の隙間にある自由水が抜ける。この抜け切った状態を繊維飽和点といい、含水率はまだ30%以上あります。その後、固い細胞壁の中の結合水が抜けていきますが、この時に縮み、反りや割れがおこります。結合水が抜け切った状態を気乾状態といい、この状態にまでくれば含水率が15%になり、大気の湿気と釣り合った状態で、木材が最も安定した状態です。この状態の含水率を平衡含水率と言います。
 


【色 艶】
T.杉造作用部材
●A・・・ 赤味の部分は、木が本来持っている自然の赤色やピンク色で、艶もよく、薬品など塗っていない。
白味の部分は、丸太の辺材部分で色が白っぽく、艶がよい。
●B・・・ 赤味の部分は、少し緑色や黒色がかかっており、やや縞模様のあるものもある。
白味の部分は、少し黄色味を帯びていたり、青カビ付着のようなものがある。
●C・・・ 赤味の部分は、上記Bより緑色が濃く、黒色も本来の黒に近い色のものもある。 縞模様もはっきりわかる。
白味の部分は、青カビがはっきりわかる。また白い色がくすんでいるものもある。
●D〜F・・・
 【写真】
赤味・白味部分の色を統一するために、薬品を使用して人工色出加工してある。(木材取扱専門業者用材)
評価方法は、上記A〜Cと同じです。
木材によっては、削った時、薬品使用前の色が出る場合がある。

U.桧造作用部材
●A・・・ 赤味の部分は、木が本来持っている自然の薄い赤色や薄いピンク色で、艶もよい。
白味の部分は、丸太の辺材部分で色が白く、艶がよい。
●B・・・ 赤味の部分は、木が本来持っている自然の薄い赤色や薄いピンク色である。
白味の部分は、少し艶が落ち、青カビ付着のようなものがある。
●C・・・ 赤味の部分は、木が本来持っている自然の薄い赤色や薄いピンク色です。
白味の部分は、青カビがはっきりわかる。また白い色がくすんでいるものもある。


【目合い】

●Aランク・・・

良色・目合い(5厘目位〜1分目位)
節気の少ないもの
●Bランク・・・ 良色・目合い(1分5厘目位〜2分目位)
節気の少ないもの 〜節かげ有り
目流れ・追柾有り
●Cランク・・・ 良色〜シマ・目合い(2分目位〜3分目位)
節気の少ないもの 〜節かげ有り
目流れ・追柾有り

【セット物】
 商品の用途等、使用する部材により異なる等級・寸法のものを適切な数量にまとめセット商品としております。単品より、お買得になる場合がございますので御利用下さい。
 尚ネット上は、セット単価になっておりますので、セット品をバラ売りさせていただく場合は、等級・寸法により単価が異なりますので、御問合せ下さい。


【強 度】
近年施工されました「品質確保に関する法律」(品確法)により、住宅は、より精度を増した強度が条件となっております。したがって住宅に使用される木材も、強度のある木材が求められるようになりました。
品確法では、強度を示すヤング係数が70以上を合格資材としています。
吉野材センターでは、柱を一本一本グレーディングマシンで計っておりますが、吉野地方にて産出される杉・桧は、密植林法により年輪が混んでおり、強度は全国的に見てもトップレベルにあります。
ヤング係数は、ほとんどが100〜140の数値を示し、安心して使っていただける材木です。柱にヤング係数を表示してあります。

柱を1本1本グレーディングマシンにかけ強度を測定しています。
桧の数値90〜140、杉で数値70〜130の値がでています。
この値は、全国で最強のレベルです。名実共に一番強い杉・桧といえます。


●グレーディングマシン
ヤング係数を機械的に【図1】の方法により測定し、製品の強度をJAS(日本農林規格)に基づく機械等級区分により行う。
等級区分は、ヤング係数が40tf/cm3以上の6区分からなっており、測定したヤング係数を20tf/cm3ごとの中間値で表示します【表1】。

【図1】

柱(試験体)をスパン2700mm(試験体により異なる)の3点分岐点4点荷重によりより荷重を掛け、中央の変位計でたわみを測定し、計算式によりヤング係数を求める。
【表1】              
区分
ヤング係数(tf/cm3
E−50
40以上〜60未満
E−70
60以上〜80未満
E−90
80以上〜100未満
E−110
100以上〜120未満
E−130

120以上〜140未満

E−150
140以上〜

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